2009年12月16日水曜日

繰越欠損金パート2

この前の続き

私がこれをどう活用したかと言うと

債務超過になったまま休眠している関連会社
があったんだよね、まずその会社を100%
の子会社にした

そして本社の利益を丸々子会社に移して
子会社を設けさせる…

子会社の税務申告は前期までの赤字と相殺
させる。

ざっとこんな感じ

2009年12月14日月曜日

愛の貧乏脱出大作戦

こんなタイトルの番組があった

どんな内容かおさらいすると…
・貧乏状況が映し出される
・達人の下で修行させられる
・艱難辛苦の末、達人から合格をもらって涙する
・店舗をリニューアル⇒新規オープン
・鬼のように客が押し寄せる
・家族が励ましの手紙を読んで再び店主が涙する

まあこんな内容
その殆どが飲食店である。

しかし…

これを会計の視点から見ると…

これほど残酷な仕打ちは無いと思う。

特に飲食店にとって、突然客が押し寄せる
パターンは極めて危険である

それは何故か?

食材の仕入れのリズムが崩れてしまうからだ
経常的に客が増えるのならば話は別だが

所詮付け焼刃的な対処で、今まで客の
来なかった店に固定客が付くはずもない
興味本位の客ばかりである

その内、客足は減って収入も落ちてくる
そして大量の仕入れの掛け支払いが
やって来る…

典型的な資金ショートのパターン

期間損益とキャッシュの動きの違いを
常に意識して経営していれば問題
は無いが…

2009年12月13日日曜日

仕訳の理解

簿記は仕訳に始まり仕訳に終わる…

仕訳の教え方に色々パターンがあって

・現金の動きで覚える
・仕訳は右利きのキャッチボール
・借方は自分、貸方は他人
…etc

現金の動きで覚えるというのが
一般的みたいだが

私の経験上そんな覚え方をしても
本質的な理解は出来ないだろうし
所詮経理事務員止まりのスキル
に留まってしまうだろう。

勘定科目は全て以下の性質の
いづれかになる。

・資産
・負債
・純資産
・収益
・費用

会計上の取引を全て上記の性質の増減
として表現し記録するのが仕訳だ

事務用品費 100 / 現金 100

この仕訳の意味は
事務用品費という「費用」が増加し
現金という「資産」が減少した

現金 100 / 売上 100

現金という「資産」が増加し
売上という「収益」が増加した

単純に現金が入ったら左、出たら右
という覚え方と

本質的な事を押さえて理解するのとでは

後々大きな差が出てくる

繰越欠損金

「くりこしけっそんきん」と読む
何でも言葉を短く略すのがはやりで
これも顧問税理士との会話では
「くりそん」と言っている。

例えば、当期の課税所得が
-100万だったとしよう

所得がマイナスなので当然法人税
はかからない

事業税の均等割りは発生するけどね

そして来期の課税所得が
+100万となった。

普通はこの100万に対して法人税
が掛かる訳だが

前期の赤字分と相殺して、当期の
課税所得を0にする事も出来る。

考え方によっては有難い制度である。

私もこの制度をうまく活用して
大きな成果を上げた事がある。

続きはまた…

2009年12月10日木曜日

先入先出法 その2

昨日の続き
一度解かってみればたいした事では
ないんだけどね、要するに在庫の払い出し
単価の算定方法の一つですね。

先入先出法とは、つまり先に入ったもの
から出て行くと仮定した方法

身近な例だと。コンビニの牛乳の陳列棚
を良く見ると。賞味期限の近い物が前に
置いてある。

つまり先に仕入れた物から先に売れるように
並べてある。要するに先入先出。

まあ私の場合は、奥に手を突っ込んで取る
から後入先出法になる。

先入先出法�

私が工業簿記の勉強を始めた頃
これでつまづいた
「先入先出法」
「さきいれさきだしほう」と読む
何のこっちゃ?

眠いから続きはまた…Zzzzzzz

2009年12月9日水曜日

資格試験のコツ

寝て起きたら受かっていた…

なんて事はただの幻想で、やはり

何事も基本が大事だ。

資格試験でも同じ、基本的な事が

反射的に答える事が出来るまで

繰り返し練習する事が結局

合格の一番近道なのだろう。

税理士試験の「簿記論」などは

その典型だろう。

何せ問題の量が半端じゃない

とても時間内に全問解く事など無理。

いかにその中から出来て当たり前

の基本的な設問を見つけて

回答出来るかが勝負を決定する。

やはり基本が大事なのだ。

2009年12月8日火曜日

会計は世界の共通言語

世の中は相変わらず英語のニーズは
あるようだが…

英語よりもむしろ簿記の習得の方が
グローバルなスキルを身に付けられる
と思う。

どんな業種でも、現金が入れば
借方「現金」となる。

地球の裏側でも同じ

かの文豪ゲーテはこう言ったとか

「簿記は人類最高の発明の一つである」…と

簿記2級から簿記1級

3級を飛ばして、2級に合格するも1級への足踏み状態が続いている…

2級が富士山なら1級はエベレストかな
最近は会計士試験とあまりレベルは変わらない

しかしこの山は必ず乗り越える

2009年12月7日月曜日

期間損益とキャッシュフロー

これが根本的に判っていない経営者が結構多い。

いわゆる黒字倒産する所は大体そうだ。

テキ屋みたいに全て現金商売なら

儲かった分、手元に現金が残るけど

一般企業は、支払いも入金も掛け取引が

基本だから、会計上の売上と費用の認識と

実際の支払いと入金の時期がずれてくる。

運転資金の借入の事を考えれば、黒字に

しなければならない、手元に資金が乏しく

てもね…

でも納税の時に資金が無い、買掛金の

支払いが迫ってくる…

眠れない夜が続く…